高層建築って好きになれません。

日経アーキテクチュアという建築業界の専門誌がある。
最新号では「建築を元気にする18人の提言」という特集が組んであり、その中には
東北大建築学科を卒業したミュージシャン小田和正さんの対談などもある。
特集の中で提言者の一人、作家評論家の松山巌さんの発言に共感をもった。

「超高層は幻想である。
ＩＴ化でオフィスがなくても仕事ができるという一方で、オフィスビルがなんであんなに必要なの？
超高層が先端だという考え方自他、古びた価値観。幻想みたいなもの。」
「これだけ超高層が建つことによる問題について世間で取りざたされることがないのも恐ろしい。
「ヒートアイランドにしても地震の問題についても建物が今の2倍になったらどうなるのか。
「一度建ててしまったらやっぱりダメだったから壊します、とは言えないのが超高層。
「物質として100年保つと言うことと、建築として100年機能できるかは別問題。
等々、普段自分の心の奥で考えていたことが文章化していた。
あんな地面から離れた場所で、生活や仕事をしている人がいると考えると、ストレスが溜まらないわけがないだろうと思ってしまうのです。
本当に平屋が理想ですね、住まいは。