木の家・自然素材
木の家づくり
私たちは木造のお家を建てています。
ということは、何より大切な材料が「木」です。
「木の家が大好き」
「木が多いと落ち着くね」
「空気がきれい」など、
木造住宅を好む方は今でも多いようです。
さて、そんな中で私達が木の家をつくるときに、
気を使うことがいくつかあります。
それをご紹介していきましょう。
乾燥
「うちの山の木を使って欲しい」
たまにこういった希望をされるお客さんがいます。
でも、山に生えている木はそのままでは使えません。
木の家をつくるときには、きちんと木材を乾燥させることが必要なのです。
さて1992年に大変な事が起きました。
当時取り引きしていた材木屋さんが火事をおこしてまい、
長年乾燥させていた大事なストックが焼失してしまったのです。
それ以来、乾燥の不十分な木材しか供給されなくなり、とても困りました。
そこで当社では一大決心し、「自社で木材乾燥機を導入する」ことにしました。
当時は(現在でも)工務店で木材乾燥機を持っているところは少なかったはずです。
こんな決断をしても、なんとか木材を乾燥させたいと思ったのです。
現在はその木材乾燥機は稼働していません。
それ以降は当社の木材倉庫には 2 〜 3 棟分の柱、梁、が
桟積みされた状態になっていました。
常に風を通し、木材の自然乾燥が必要だったからです。
現在は宮城県の補助金との関係もあり、
構造材は県産の燻煙乾燥杉材が中心になっています。
ただ、それだけ乾燥に気を使っても、
実際に建築した後の方が木材の乾燥は進むのです。
私たちは木材が見えるようなつくりを多用していますが、
すると梁には次第に割れが発生します。
この割れは強度には影響しないのですが、
一般のお客さんはびっくりされるかもしれません。
でも、これも木造のお家の特徴です。
それらをひっくるめて「木造の家」を好きになってください。
材種
単純に「木」と言っても、どこにどんな木を使うか、
適材適所というものがあります。
![](https://www.sendai-air.co.jp/wp/wp-content/themes/aircycle_tmpl/images/wood-house/wood-house-img01.jpg)
私たちは、構造材の柱、梁には
宮城県産の杉材(強度がある芯を持った芯持ち材)を主に使用しています。
和室などに使用する、節の少ない杉材については、
県内産のものが少ないため、国産の杉材としています。
土台には腐れや害虫に強い国産の桧材を
使うようにしています。(もちろん芯持ち材です)
耐震
耐震性を高めるために、耐力壁(筋交いを入れた壁)を設けます。
この量とバランスを、現在ではパソコン上のソフトで確認をし、設計を行っています。
ご希望に応じて、制震工法も導入しています。
自然素材
無垢のフローリング
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当社では、主に無垢のフローリングを使用しています。
材種としては大きく、針葉樹と広葉樹がありますが、
針葉樹は、特に肌触りが良く、素足で歩くのに適しています。
針葉樹、広葉樹問わず、当社でよく使用する「国産の床材」をご紹介してみます。
ヒノキ無垢フローリング(節あり)
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ヒノキは特有の香りと美しさがあり、節がナチュラルな室内を演出します。
適度な堅さと柔らかさのバランスが良い、暖かみのあるフローリングです。
この暖かみを活かすために、植物性ワックス仕上げとしています。
次第に飴色に変化して深みが増してくるのも魅力ですね。
杉無垢フローリング(節あり)
![](https://www.sendai-air.co.jp/wp/wp-content/themes/aircycle_tmpl/images/wood-house/wood-house-newimg01.jpg)
宮城県産杉の燻煙乾燥品です。
こちらも植物性ワックス仕上げにします。
ヒノキよりもさらに柔らかく暖かみがあります。
ナラ無垢フローリング(国産)
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写真はオスモカラーで着色したフローリングです。
車椅子を利用する、傷が付きにくいような素材にしたい等、
堅さを重視するならナラをお奨めします。
ただ、ヒノキや杉と比べると、ちょっと肌触りが冷たく感じる
と思いますので、現物をご確認ください。
基本的に、木材そのものの質感と経年変化による
色の変化を楽しんでいただきたいので、
着色はお勧めしていませんが、「ご希望」により着色することはあります。
その際はオスモカラー、プラネットカラー等の
安全性が高い塗料を使用する事としています。
その他、節なし材や他の樹種を採用することも可能です。
ご希望をお聞かせください。
「現在のシックハウス規制では、ホルムアルデヒド濃度の最も少ない
F ☆☆☆☆建材は使用量の制限がありません」
「低ホル建材を使った結果、指針値の 2 倍を超える
『高ホル住宅』が出来てしまったというケースもあります」
「最も健康配慮に優先度が高い『床』部分ですから、
特に安全にこだわりたいものです」
注意! 無垢のフローリングは調湿性、肌触り、安全面など
優れた部分を持っていますが、自然素材ゆえ、
季節によって若干隙間があいたり、
反ったりということは起きるとお考えください
たたみ
「あ~疲れた!」そう言って畳の部屋にゴロン 至福の瞬間ですね。(笑)
そこに、イグサの香りがふわ~っと。
日本人で良かった~、と感じる瞬間です。
![](https://www.sendai-air.co.jp/wp/wp-content/themes/aircycle_tmpl/images/wood-house/wood-house-img06.jpg)
でも、現在一般に流通している畳の 90 %は
化学畳に変わってしまいました。
しかも少しでもワラを使った畳は JIS 規格で
「防虫処理」が義務づけられています。
畳の「防虫処理」に使用される薬剤は毒性の強い
「農薬」である場合が多いのに、その危険性が論じられることはあまりありません。
「あ~、いい香り」で喜んで毒を吸い込んでいる・・・
そんな畳なら私達は使いたくありません。
畳へのこだわり-1 肌に触れる畳表は「有機栽培・減農薬」
- 熊本県の契約農家でイグサを減農薬栽培したものを使います。
- 農薬の使用量は一般的なものと比較すると 1/10 以下です。
- お米の残留基準と比較しても 1/10 以下です。
- 化学肥料の代わりに有機質肥料使用しています。
畳へのこだわり-2 着色剤不使用、天然泥染め。
- 本物は飴色に経年変化します。
- 畳表は天然の染土(備後産と淡路産)だけで自然な青さに染めています。
※いつまでも青い畳は着色されているか、ビニール畳の可能性もあるんです・・・
畳へのこだわり-3 床(とこ)は国産ワラ 100 %に麻布シート
- 1年以上自然乾燥させて、虫の発生を防いでいます。
- 中国産や古畳を原料としたリサイクル藁は使用しません。
- 防虫シートなし 天然の抗菌効果のある麻布を使用します。
※1年以上自然乾燥させることで、害虫や害虫の卵の付着を防いでいます。
畳へのこだわり-4 ヘリは綿 100 %の反物。
価格重視から化繊が一般的になっていますが、元々ヘリは綿や絹で作られていたのです。
そんなこだわりの「本物のたたみ」で、
思いっきり「ゴロン」してくださいね。
さて、「本物のたたみ」をお勧めしてきましたが、
体質等によりワラやイグサは心配・・・という方もいらっしゃいます。
そういった場合は、アレルギー対策製品である「おり座」の畳でも対応していますので、お気軽にご相談ください。
左官材:にがりで固める珪藻土
珪藻土。その優れた調湿性に注目され、数多くの製品が出回っています。
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しかしながら、非常に固めにくい性質を持った珪藻土。
固めるために、樹脂(接着剤)を使うなど、本末転倒な建材も見受けられます。
(これじゃ、折角の調湿性がなくなってしまいます・・・)
そこで、私達が選んだ珪藻土はこちら! お豆腐を固める「にがり」で固めています。
3倍の調湿機能
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1 m2 あたり 70 g 以上吸放湿すれば、調湿建材( JIS A 6909 )として認められますが、
この珪藻土は 241 g /m2 。
一般的な珪藻土建材の 3 倍以上の調湿性能があります。
食品レベルの安全性
珪藻土がビールのろ過材として利用されていることは有名ですが、
胃薬として利用されるマグネシウムなど、
食品に関係する素材で作りました。
高い消臭効果
空気清浄機に使うゼオライトを配合。
珪藻土だけでは取りきれないアンモニア等の悪臭も吸着します。