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仙台で新築 収納面積はどれくらい必要か

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「設計と現場日誌」

仙台で新築 収納面積はどれくらい必要か

2019年04月21日

家づくりをする上で長年要望の上位にランクインしているのが
「収納を多くしたい」というものです。

間取りを作る上でも、「物入」や「押入」「クローゼット」「ウオークインクローゼット」などの収納スペースがたっぷりある家が「収納の多い家」とされるわけです。

そうした収納の面積が家の面積のどのくらいを占めるかを「収納率」と言った言葉で表すこともあります。

ところが、こうした考え方が落とし穴であることをご存じでしたか?

収納は面積で考えてはいけないんです。どんな考え方をするべきなのでしょうか?

昨日関連会社のメルクマール(株)との共催で開催した「家づくりで絶対にやってはいけない10のコト」セミナーで公開された内容の一つになります。

(やってはいけないことをそぎ落として提案している家づくりがこちらです。)


 

例えば、一つの例として「冷蔵庫」を考えてみてください。

冷蔵庫は食品を収納している部分と考えることができますよね。

ベテランの主婦の方でもよく経験していることかもしれませんが、冷蔵庫にしまってあったものと同じ食材を買ってきてしまったとか、冷蔵庫の奥の方から賞味期限切れの食品が出てきたなんてことはありませんか?

これはどういうことなのでしょう?

持っていることを忘れて同じものを買ってしまう、とか見えない奥の方にしまったものは忘れ去られてしまうと言うことなのです。

講師の平尾さん曰く、「私も含めて皆さんは、収納を管理することができないんです。人間は忘れる生き物ですから。」

 

もう少し詳しく説明すると、奥行きの深い収納は問題があります。

まず奥にものを置きます。大概手前のスペースが余りますから、さらにものを置いていきます。そのうち奥のものが忘れられて行くし、奥のものを出そうとすると手前のものを除けなければなりません。

さらには「納戸」や「ウオークインクローゼット」にも問題があります。

スペースがあることで最終的には床にも、ものを置いてしまうのです。

床にものを置くことも奥のものを取りにいくことができなくなりますし、取り出さないことで置いたこと自体を忘れてしまいがちになるのです。

 

ではどうすれば良いのでしょうか?

それは、平面図上で「収納」とされている部分が多くあることで満足しないことです。

言い換えれば「床面積」で収納を考えないこと。

浅い収納、要するに「棚」がどれだけ作れるか。床面積ではなく壁面積があるかを考えることなのです。

これは盲点でしたね。

納戸やウオークインクローゼットを通り抜けて行けるようにしたいというご要望もよく出てくるのですが、便利にはなるのですが収納面積(壁面積)がドア面積で削られてしまうことになります。この辺も一考の余地ありでしょうか。

話題は変わりますが、収納問題を解決している住宅設備の例があります。

それはシステムキッチン。キッチンのキャビネット部分も鍋や味噌醤油の調味料や油、台所用品の収納場所です。

以前のキッチンは、奥行きの深い押入と一緒で奥にしまったものを取り出すためには手前のものをよけなければ取り出しできませんでした。

さらに低い場所にあるから屈まないといけない。姿勢も苦しかったですね。

そうした状況を一変させたのが「オールスライド収納」などと言われる「引出収納」です。奥のものを手前に引き出してこれるから取り出しやすい。

しまうことも大切ですが、取り出しやすいことも大切だと言うことを教えてくれますね。

 

 

 

 

 

さらに、、、暮らしや生活の場が住宅だとすればもっと根本的なことを考えてもいいのでは?
こちらの記事のような視点も大切かも?

うまく収納することに悩むより「ものを減らす」ことをしてみては?と言うこと。

そして、「収納」を作るにもコストが掛かっているという事実。

お役に立てれば幸いです。

やってはいけないことをそぎ落として提案している家づくりがこちらです

 

 

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