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思い出を生かす家づくり。ほんの一匙ですが。

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「設計と現場日誌」

思い出を生かす家づくり。ほんの一匙ですが。

2022年05月23日

現在建築中の現場は、宮城野区宮千代2丁目。築50年のお住まいを建て替えています。

11年前の震災で傷んでしまったので建替をずっと検討されており、4年前に近くで当社の完成住宅見学会に来場なさったことがきっかけで今回の工事となりました。

暦にこだわりのある方でしたので、建てる年や季節も特殊なカレンダーを参考に決めたのでした。

さて、取り壊した古いお住まいには思い出のある建材もあり何かに使えないとご相談がありました。

そのなかで建具に使われていた「ガラス」を再利用することになりました。

「型板ガラス」と呼ばれるもので、現在は「梨地」という柄オンリーになってしまいましたが、昭和時代は紅葉や笹を形取ったものや、幾何学模様など様々なデザインが有りサンプルもありました。

「昭和型板ガラス」と名付けて販売しているサイトもあるようです。

こちらのお宅から取り外した型板ガラスはこんな感じ。

木の家の定番、木の手作り建具に組み込みます。

家の歴史になって欲しいですね。

そしてもう一つ。「裁ち板」。


裁ち板というものをご存知でしょうか?
現代では殆ど使われなくなってしまいましたが、布を裁断するときに用いる作業台のことを言います。
服(着物)をお店で買ってくるのでなく、生地から買って自作したりするのが一般的だった昔の家庭では一家に一台はあったのだそうです。
もしかしたら、おばあちゃんがお裁縫をする時に使っていた…と懐かしく思う方もいらっしゃるかもしれませんね。
(サイトより引用)
建材として使われていた訳ではないのですが、お施主さんが昔使っていたものをカウンターとして使います。

おそらくは脚がついていて、その取付のためのシャクリがついています。これをゆがみを削り使用します。

銘木屋さん(床柱などを加工販売するひと)に依頼してまっすぐに加工してもらいました。

できあがりが楽しみです。

 

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