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【要注意】リフォーム済み中古住宅の落とし穴|購入後リフォームとの違い

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「設計と現場日誌」

【要注意】リフォーム済み中古住宅の落とし穴|購入後リフォームとの違い

2026年02月18日

リフォーム済み中古住宅で、残念な思いをしている方がいます。

実際にあった事例

一昨年、購入後10年経ったリフォーム済中古住宅の改修工事を請け負いました。

お客さんのご実家は青森。
最近、青森の実家でもユニットバスのリフォームをされたそうです。

ところが──

「寒いはずの青森のお風呂の方が暖かい。
仙台の自宅のお風呂の方が寒いのはなぜ?」

原因は、浴室床下の断熱処理不足でした。

リフォーム済みといっても、見えない部分は手を入れていないケースが少なくありません。

※床下点検口から潜ってみると、ユニットバスの床裏が見えました。床下は風がピューピュー。無断熱状態です。

 

まず結論

リフォーム済み物件は、・手間を省きたい人・すぐ入居したい人・リフォームのイメージが湧かない人には向いています。

しかし、性能・安心・長く住む快適さを重視するなら
「購入後リフォーム」の方が納得できるケースが多いと、私は考えています。

リフォーム済み物件のメリット
もちろんメリットもあります
① すぐ住める ② 仕上がりが分かりやすい ③ 打ち合わせの手間がない
ここだけ見ると合理的です。

しかし見えない問題がある
リフォーム済み物件で一番注意すべきなのは、

どこまで工事されているか分からないこと

というより、見えない部分は手を付けていないことが多いのが実情です。
なぜなら、見えない部分まで手を入れると販売価格が大きく上がるからです。

問題① 表面だけきれい

再販物件の多くは、クロスの貼り替え、床の上張り、水回り交換

といった「見える部分」を中心に工事します。

しかし、

  • 断熱
  • 耐震
  • 配管
  • 床下の腐り

などの“本当に重要な部分”は未改修のことが多いのです。

問題② 性能はほぼ改善されていない

築30年前後の家では、断熱性能は現代基準より低い、気密性能はほぼない、耐震も不足の可能性があります。

昨年から新築住宅では断熱等級4以上が義務化されました。しかしリフォームでは義務ではありません。つまり、

きれい=性能が高いではないのです。

私が購入後リフォームを勧める理由

① 工事内容を自分で決められる

購入後リフォームなら、

  • 断熱強化
  • 窓交換
  • 耐震補強
  • 配管更新

を自分で選べます。

見えない部分にこそ、お金を使えます。

② 性能向上で暮らしが変わる

断熱を強化すると、

  • 冬の寒さ軽減
  • 結露減少
  • 光熱費削減
  • ヒートショック対策

が実現します。

冒頭のお客様は、「寒かったお風呂は温かくなってお湯が冷めにくくなりました。」
「床の冷えがなくなって、床下点検口の隙間風もなくなりました。」とのお声をいただきました。

「やってよかったです。」と言われました。

③ 将来リスクを減らせる

配管や防水を更新しておけば、10年後・20年後の大規模修繕リスクが下がります。

リフォーム済み物件では、未改修部分の再工事が発生することもあります。

④ 資金計画も合理的

住宅ローン+リフォーム一体型ローンを使えば、購入と同時に性能向上が可能です。後から自己資金で工事するより、計画的です。

どちらが向いている?

購入後リフォーム向き

  • 長く住む
  • 快適性重視
  • 寒さを改善したい
  • 地震が不安

リフォーム済向き

  • 短期居住
  • とにかく早く住みたい
  • 性能より立地優先

まとめ

リフォーム済み物件は「見た目」はきれいです。

しかし本当に大切なのは、

住んでからの快適さと安心

です。

住みたいエリアに新築できる土地が出てこないなら、
中古住宅+性能向上リノベという選択肢も、あります。ちょっと視点を広げてみるのもアリだと思います。

購入前にご相談ください

中古住宅は「買う前の判断」がすべてです。

気になる物件があれば、購入前にご相談ください。

  • リフォーム済み物件は妥当か?
  • 性能向上は可能か?
  • 総額でどちらが合理的か?

後悔しない家選びを、一緒に考えましょう。

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